“〇〇だけ”で治るはずがない。

2024年03月05日 22:00

不調に関連する要因はいくつもあるのに、これさえやれば、これさえ飲めばなんでも治るなんてことは、まず有り得ません。

薬を飲んでも現実のストレスは何も変わりません。嫌いな上司が良い上司になるわけでもなく、いきなり宝くじがあたるわけでもありません。

何かを上手に取り入れることは大切ですが、それさえやれば大丈夫なんて思考になるのは、危険な異常思考です。

何かを上手に取り入れる、自分の現実の問題に向き合う。これが健康の基本中の基本です。



スポーツ選手も練習だけでは結果がでません。ケアもしなければ怪我をします。怪我を予防するためにトレーニングもします。結果を出すためのトレーニングもします。食事も自分の調子が整うものを把握しています。メンタルもパフォーマンスが安定するためや、結果を出すための考え方やストレスの対処など、様々なことに取り組んでいます。

なにより、自分の活躍できる環境(チーム)をしっかり選んでいます。環境を整える交渉もしています。

スポーツの世界なんて、沢山の研究がされていますが、トップの選手たちが共通して大切にしていることは、自分の感覚です。

自分の感覚に基づいて、それぞれ別のことを取り入れて調整しています。これさえやれば大丈夫なんて、そんな魔法はありません。

自分で自分に合うものを知っていきましょう。最先端なのは研究ではなく、人間の感覚です。研究はそれをデータにするだけです。データは参考にするためにあり、振り回されるものではありません。

そして、ブログを眺めているだけでは何も変わりません。鍼灸は受けることが大事です。そして、鍼灸だけで解決するのではなく、現実の問題への対処もしていきましょう。

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