「原因は精神的なものですね」

2024年02月08日 22:00
カテゴリ: 自律神経うつ病

病院の検査で異常が見つからず、診断も治療もされずに悩んでいる方は大勢います。このような方々に鍼灸をおすすめしたいです。

病院では「精神的なもの」と判断され、世間では「怠け、仮病、気合いが足りない」など症状に理解のない言葉を浴びたりします。

骨折などでギプス固定でもしていれば心配されます。他人は自分の目に見えるもので判断するものです。

医療者は全ての病気を経験できませんが、知識と経験から、苦しみを想像して寄り添うことはできます。それでも、あくまで想像です。想像から決めつけになってはいけません。

だからこそ、しっかりと患者さん本人の口から本人にしか分からない表現を大切に聞きます。理解できないからこそ、聞きたいと思っています。



さて、そもそも病院での「精神的なもの」をどう捉えるべきでしょうか。検査で異常が無く、大きな病気は無かった。そして、病院で今できることは無い、と考えられます。

そうなると、東洋医学の出番です。私がみてきた中で「精神的なもの」と言われた方は、本当に症状があります。そして、鍼灸が効果的と感じます。ただし、精神面や考え方から不調に繋がっていることはよくあるため、そこの見直しは必要です。

その他にも、精神的にキツいと体に症状が現れたり、ストレスから体調を崩すことは当たり前にあることです。精神は体の不調に大きく影響があります。

体がキツいと何もできず、医療に丸投げしたくなりますが、後々自己管理は必要になります。その現実的な問題を無視する方は何をやっても限界があります。

そういった方は「精神的なもの」ではなく「話が通じない人」となります。あなたはどちらでしょう。

鍼灸は体だけではなく、精神面、考え方、生活習慣、生活環境なども含めて「健康」を考えます。

原因不明の症状の原因は生活の中にあるものです。
一緒に考えて対策していきましょう。

鍼灸は不思議な世界と思われていますが
馴染みのある親しみやすいものです。

まずは倦怠感から解放されてみませんか?
それだけで体も心も頭も楽になるものです。

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